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むしろ払っとくと年15%くらい安くなる【確定拠出年金】

こんにちは、ゆぴです。

 

今回は、老後の資産形成の話になります。

自分の身は自分で守るためにも、ぜひ目を通してみてくださいね!

 

 

確定拠出年金とは

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 企業年金国民年金とは別に新たな資金形成の手段として導入された制度です。

(2001年に国会で制定され、同年10月に施行されました。)

 

拠出年金には2種類あります。

    • 企業型…会社が導入し、個人の為に掛金を出す。
    • 個人型…個人で加入し、自分で掛金を出す。

 

拠出年金を取り扱っている会社も複数あり、取り扱っている商品も様々あります。

では、加入して積み立てをするとどんなメリットがあるのか見てみましょう。

 

積み立てると、税金までお得になる

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お得➀ 所得税・住民税の軽減

積み立てた掛け金は、所得から減って計算されます。

 

たとえば、毎月20万の所得の人が毎月1万円積み立てた場合(年12万円)

年収が12万円少ない事になります。

 

所得税率20%(330万円を超えて695万円以下)の場合

住民税も10%で計算すると約3万6000円お得になる計算です。

 

12万の積み立てで3万6000円税金がお得になったということは、年間30%お得になったという事です。

 

積み立てに限度はあるの?

確定拠出年金には、毎月の掛金には限度額が決まっています。

 

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)を例にした表があります。

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自分がどの被保険者に該当するかは、昨日の記事を参考にチェックしてみてください。

www.yupilog.com

 

≪専門用語は脚注に書きました≫

 

自営業・フリーランスは限度まで払えば老後は安心!?

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限度額の上限が高い、自営業・フリーランスこそ限度まで払う事をオススメします。

 

限度額68,000円を20年間、3%の利回りで運用すると2200万円になる計算です。

これで老後の2000万円問題は解決します!

 

ですが毎月68000円の積み立てはかなり生活を圧迫してしまうほどの大金なので全員にはオススメしません。

 

資産運用に余裕のある人はなるべく多めに積み立てておくと安心です。

 

お得②運用利回りまで非課税

投資信託などの金融商品では基本的に利益が20%の税金がかかります。

 

拠出年金に関しては、運用中に発生した利益に関しては全て非課税です。

つまり、引かれるハズの20%まで再投資できるので、効率的に資産運用ができます。

 

どのくらいお得?

毎月1万円の積み立てを例にして計算してみます。

(収益は3%で30年運用したとします)

積み立てた元本は360万円、運用益は約222万円

 

運用益から20%税金で取られると、約44万4000円税金に持ってかれます

つまり5,376,000円が手元に残ります。

 

拠出年金ならこの約44万4000円が非課税になるので、そのまま貰えます

360万(積み立て元本)+222万円(運用益)

合わせて5,820,000が手元に残ります。

 

これは毎月1万円の積み立ての場合の計算です。

積立額が多ければその分、差は広がっていきます。

20%の差は大きいです!

 

お得③受け取る時も非課税

原則60歳以降になると、積み立てた資金を受け取る事ができます。

受け取り方にも3種類あり(受給は60~70歳の間で選べます)

    • 一時金としてまとめて受け取る
    • 年金形式で分けて受け取る
    • 一部を受け取った後に、残りを年金形式で受け取る

受け取り方によって計算式が変わりますので、小分けして解説します

一時金としてまとめて受け取る場合

受け取る際に"退職所得控除"の優遇措置の対象になります。

 

適用方法は、一時金から退職所得控除額を差し引いて、その金額を半分にして"退職所得"として扱います。

 

税金がかかるのは、退職所得のみです。

 

一時金の額が退職所得控除額以上の場合、退職所得扱いになる金額はゼロ。

つまり税金がかかる金額はない事になります。

 

退職所得控除額がいくらかが疑問になりますが、拠出年金に関しては加入からの年数で変わり、20年を超えているかどうかが基準になります。

      • 20年以下の場合…40万円×加入年数
      • 20年越えの場合…800万+70万×(加入年数-20年)

計算方法から分かるように20年超えの方が有利になります。

 

年金形式で分けて受け取る場合

公的年金などを含めた額から公的年金控除を受けた金額になります。(雑所得扱い)

    • 収入の合計×割合-控除額*3

で計算されます。

 

受取額から一定額を差し引いて課税されるので、税負担が軽くなります。

優遇が無い場合よりもお得になる計算です。

一部を貰って、残りは年金形式の場合

一時金を受け取った場合と、年金形式の2つの計算式の適用になります。

 

いくらから始められる?

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会社員・自営業の人も最低積立額は5000円から始められます。

 

年に1回のみですが、積立金額の変更も可能です。

 

もっと積み立てられる人は増額をしたり、逆に積み立てが厳しくなった人は減額したり、一時的に積み立てをストップする事もできます。

 

どんな人が加入できる?

会社員の2人に1人と自営業やフリーランスの人は加入できる制度ですが、加入の条件もまとめておきます。

 

    • 勤務先の会社が企業型拠出年金を導入していない事*5

この2点になります。

詳しい解説は訳注に記載しました。

 

ちなみに、中小企業の退職金制度にある"中小企業退職金共済"は拠出金制度の制限には含まれていないので、こちらは加入していても問題ありません。

 

自分の会社がどの制度に加入しているか不明な場合は、人事や総務の人に聞いてみたり、企業年金基金労働組合に問い合わせをしてみましょう!

 

加入中に病気・ケガや死んでしまったら…

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60歳以降にならないと受け取れないのが拠出金の仕組みですが、万が一加入者がトラブルに巻き込まれた場合にも、救済があります。

 

ある病気やケガにより一定の障害状態になった場合には"障害給付金"を年金形式で支給されます。(年金形式については下の方で解説してあります)

障害給付金は所得税・住民税が非課税です。

 

もし、加入者が死亡した場合には、遺族に"死亡一時金"が支払われます。

この一時金には「法定相続人×500万円」の控除が認められています。

 

 

拠出年金を勧める企業も

日経新聞の記事で、面白い物がありました。

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会社が社員の老後資金を気にかけて、積み立てを勧めてるという面白い記事です。

それだけ老後資産に対しての不安が大きいという事です。

 

拠出年金のデメリット

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節税や利回りに関してかなりお得になると言ったメリットを紹介しましたが、実はデメリットもいくつかあります。

 

条件を満たさないと引き出せない

60歳を満たさないと、拠出年金は受け取れません。

 

個人年金などの他の金融商品では、安い金利でお金を引き出す事ができるのに対して、拠出年金は、お金の引きだしはできない事になっています。

災害などで緊急的にお金が必要な場合でも引き出せないようです。

 

この"縛り"がかなりキツく感じてしまいますが、もともと拠出年金の目的が「老後の資産形成」だと考えれば仕方のない事でもあります。

 

老後資産として確実に使える物にする。という目的で運用しましょう。

 

早めに加入しないと意味ない?

加入できるのが20歳~60歳とあらかじめゴールが定められてしまっています。

 

つまり、加入(スタート)が遅くなると、積み立ての総額が少なくなる上に

受け取り時の計算方法も控除計算も不利になると感じてしまいます。

(退職所得控除額の計算では20年超えの加入が有利な計算になってます。)

 

確かに若いうちに加入した方が有利です。

 

できる事なら若いうちから最低額の5000円からでいいので積み立てた方が有利になります。

年齢を重ねて収入が増えれば、年に1度のみ積立金額を変更できます。

 

無理のないように積み立てていきましょう。

 

10年以上加入しないと60歳で受け取れない

加入時期が遅くなると、60歳になった時に受給されません。

※60歳で受給するには10年以上の加入期間が必要なため

 

50代の人は遅れて支給されるという事になります。

加入している期間が10年に満たない場合は、60歳を超えて支給になります。

加入期間で分けられているので、表を参考にしてください。

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加入も遅めの為、積み立て総額も少なくなってしまうのであまりプラスにならないかもしれません。

 

ですが、50代の人の大半は子供の教育費や住宅ローンなどの大きな出費にメドがついているのがほとんどの世代です。

 

会社員であれば役職もあり、収入も他の人より多いハズです。

つまり、めいっぱいに掛金を積み立てる事ができます。

 

最初の方にも説明した通り、積み立て額は所得から引かれます

めいっぱいの積み立てにより、遅れた分のカバー&所得税・住民税の控除と2つのメリットがあります。

 

まとめ

 今回は確定拠出年金についての解説をさせて頂きました。

 

タイトルの"年15%くらい安くなる"をまとめると

拠出年金で払った分に応じて所得税と住民税が安くなるから

間接的に無駄な出費が消えるよ!

ついでに掛金にも節税できるから無駄がないよ!

になります。

 

実はこの制度、最初はあまり知られていなかった為、加入者が少なかったです。

ですが、平成28年から29年にかけてグッと加入者が増えたのが分かります。

確定拠出年金の統計から資料をお借りしました)

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ちなみに今年の5月時点で個人型拠出年金の加入者は約125万人

徐々に増えてきています!

   

この記事をよんで加入が視野に入った場合、どの会社に加入すればいいかという疑問も当然ながら生まれると思います。

 

"ここに入ると良いよ!"といった明確なアドバイスはできません。

(将来に影響する事なので)

 

次の記事では"加入する時にチェックしたいポイント"を紹介します。

適当に選ぶと手数料などで3倍~4倍損してしまうので、要チェックですよ!

 

※拠出年金は、途中で引き出す事ができません。無理のない利用をオススメします。

*1:DC…確定拠出年金法を根拠とする私的年金である。DC:Defined Contribution Plan

*2:DB…確定給付年金(DB制度:Defined Benefit Plan)は、給付額が制度資産の利回りに直接基づかず、加入者の勤務期間や給与などの要素に基づく計算式によって規定される年金制度のことである。

*3:割合は収入の合計によって割り振られます

*4:企業年金には"確定給付型"と"確定拠出型"の2種類の制度がある場合、個人型拠出年金に加入できません。

*5:企業型を導入している場合は、個人型と併用ができない為個人型拠出年金に加入できません。